企業が長期借入金を全て返済するメリットとデメリットとは

企業が長期借入金を全て返済すると、社長が大喜びする、地域の新聞に掲載されるなどのメリットが期待できます。長期借入金はかなりの金額を借りている場合がほとんどです。そのため、毎年支払う金利の額が企業にとっては重しとなっていたはずです。ですが、全て返済できたことから、金利を支払う必要がなくなったため、企業の社長は小躍りしたい気分と想定されます。そして企業業績を着実に伸ばしていけば、利益剰余金が増えていくことから、無借金経営として周囲が褒めてくれるはずです。設備投資を増やし更なる利益を狙うのもいいですが、利益剰余金が増えるまでは企業買収は控えたほうがいいです。企業が行う投資には主に企業買収がありますが、金融機関からお金を借入れる必要が生じます。企業買収は最初は上手くいきますが、失敗につながることもあります。失敗すると手元に借入金が残るので、できる限り自社資金で買収を仕掛けたほうが無難と言えます。

また、地域の新聞に大きな見出しで、長期借入金を返済した話が掲載されます。社長の名前も新聞に掲載されるので、会社内では満面の笑みを浮かべながら廊下を歩くはずです。それに良い会社だと褒められるので、社員にとっても良い状況と言えます。デメリットは無借金経営が続くと企業買収を仕掛けられやすい、配当を増やしてほしいと株主が言い出すなどです。無借金経営に転じると、手元にお金が貯まってくることから企業買収の対象になります。拒否することは可能ですが、株券を買い占められてしまえば対抗するのは厳しくなるので注意です。ただ、上場していない場合は、社長が株券の大半を確保していると思われます。なので発行株数の20%程度を確保するのが限度なので、心配しなくていいです。また、借入金を返せるほど利益を上げている企業は、株主から配当の増加を提案されても不思議ではないです。最終利益の3割を配当に回せば株主も喜んでくれるはずです。